ご挨拶

Greeting

常盤ゴム株式会社80周年を迎えるにあたって

此下 竜矢

K-Tat

常盤ゴム株式会社80周年を迎えるにあたって

此下 竜矢

当社常盤ゴムが戦後復員の混乱の中で産声を上げてから80年が経ちました。 常盤ゴム株式会社の株主・会長としてこの瞬間に立ち合いますことを心から誇りに感じております。創業者の西田元氏とその仲間が「日本を再度立ち上がらせよう」と創業した西田商店が常盤ゴムへと企業化し、そして 50 年に及ぶ西田一朗氏(現 相談役)へと経営が受け継がれました。 そして2013年からは私の18年来のビジネスパートナーである山口現社長、西田現相談役そして私が協力して経営改革を進めてまいりました。 長い歴史を受け継ぐ継承者としての自分の責任を重く受け止めると共に、武者震いする毎日です。

K-Nishida

相談役
西田 一朗

K-Yamaguchi

代表取締役社長
山口 紀行

当社は顧客の皆様から購買部の一部を委任していただくアウトソーサーであり、仕入先の皆様から営業部の一部を委任していただくアウトソーサーです。今後ともより多くの仕入先様や商品を獲得し、顧客の皆様のご要望に全力で、そしてスピードを持ってお応えしてまいります。

創業家西田家の日本復興への熱い想いと歴史を受け継ぎ、企業としての「安定」を第一に、そしてできる限りの「成長」を果たしてまいります。

80周年記念式典

80th Anniversary Party

常盤ゴム80周年式典レポート

100年企業に向けてのスタート

常盤ゴム80周年式典を2025年5月9日に、コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(東京)にて開催いたしました。社員、兄弟会社や外部関係者、多くの取引先企業様など約100名が出席。創業からの歩みを振り返ることで「過去から現在」を考え、100周年の節目に向けてのビジョンが発表され、思い描く「未来」を共有するターニングポイントとなりました。

冒頭で、主催者あいさつで山口紀行社長が「80年という歴史のバトンをしっかり受け取って、未来を切り開いていきたいと考えております。長きにわたり支えていただきましたお取引先各社様、この場をお借りいたしまして心より深く感謝を申し上げます。常盤ゴムはこれから100年企業を目指して、皆様とともに確実に一歩ずつ歩んでまいります。よろしくお願いいたします」とスピーチしました。

キョクトウトレーディング株式会社・中野裕社長の発声で乾杯。来賓の祝辞として、入間川ゴム株式会社・清水佑樹社長が、同社OBからの話として昭和40年ごろには既に取引を継続していたという常盤ゴムとの長きにわたる関係を紐解き、今後のさらなる発展を祈念しました。

来賓あいさつでは、総合格闘家・菊入正行さんが「80周年おめでとうございます。100周年、そして、200年、300年と続く会社として頑張ってください」と述べました。

祝辞が紹介され、兄弟会社である樹想社やユニバーサル・パブリシング、タイでゴム関連事業を展開するShowa Rubber Thailand Co.Ltdをはじめ、インドネシア、イタリア中国などの企業、アスリートから寄せられたお祝いのメッセージを伝える映像が流されました。

常盤ゴム・此下竜矢会長が「100周年に向けて」と題したプレゼンテーションを行いました。
ゴム、プラスチックの専門商社である常盤ゴムの役目に触れた後に、江戸時代の海運を例えに挙げて商社としての展望を語りました。

此下会長は、江戸時代に入って、陸路による貿易から海路による貿易が盛んになったことを説明し、陸路よりもはるかに早く、大量輸送が可能となったと説明しました。その結果、各地で顧客が増え、さまざまなニーズが生まれ、扱う商品も増えるという循環が起こったことを指摘。また、決済方法として手形が好まれ、信用取引が促進されたことにも触れ、スピードがないと商品を預ける意味がなく、お客さんに信用されてこそ企業たりうるとし、スピードと信用こそが商社の本義であると語りました。

さらに、此下会長は「電話や電気の交換機であるスイッチボードが我々の役割なんです」とし、さまざまな技術をもった仕入れ先とユーザーをつなぐことが常盤ゴムの役割であると述べました。「ユーザーのお客さんにとって便利だと思ってもらい、仕入れ先さんからはよく走って動いてくれる会社だなと思ってもらえる会社でないといけません。買い付けをさせていただくうえで、金融機関さんとの良好な関係、この3つが非常に重要な仕事なんだと思っています。日々信用に足る会社であり続けないといけません」と、100年継続する企業を目指すにあたり、安定した経営の重要性を語りました。

今後の展望として、2030年までを経営基盤強化期と位置付け、購買営業アウトソーサーとしての役割を担い、総資産を現在の1億5,000万円から2億円に増やすとしました。

此下会長は、西田一朗相談役から常盤ゴムを事業承継したことにも触れ、今後も事業承継を進めていくことになるとの展望を述べました。この数年間で兄弟会社として編集プロダクションである樹想社やユニバーサル・パブリシングを承継したと紹介。出席者に手渡された小冊子の編集作業を両社が担当していたとし、「あっという間につくっていただいたんですね。多様な人材が我々のグループに入ってくることで、新しい角度から事業を進められるようになります」と語りました。

西田相談役は長きにわたり会社を支えてきた従業員や仕入れ先の皆様に「ありがとうございました。本当に助かりました」とお礼の言葉を伝え、「100周年に向けてこれからもよろしくお願いします」と結びました。

お祝いのコメント

◆スリーエムジャパン株式会社 小林隆信様
常盤ゴムさん、80周年おめでとうございます。いつも弊社の製品を継続的にご用命いただき大変助かっております。今後とも是非よろしくお願いいたします。

◆入間川ゴム株式会社 清水佑樹様
80周年おめでとうございます。また100周年の場でお会いできるよう楽しみにしておりますので、我々も努力してまいります。

◆金星ゴム工業株式会社 藤田桂一郎様
80周年おめでとうございます。常盤ゴムさんとは70年来のお付き合いになります。私が4代目の社長になりますが、2代目の社長とその弟さんも、かつて常盤ゴムさんにいらっしゃったと伺っております。その頃の社員さんが弊社で麻雀大会をやっていたとよく聞かされていました。弊社は75周年になるので、常盤ゴムさんのように頑張っていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

◆株式会社モリテック 竹原隆様
常盤ゴム様、80周年おめでとうございます。近年、大きな注文をいただきましてありがとうございます。ホームランではなく、100周年に向けてヒットをコツコツと常盤ゴム様と積み重ねていきたいので、これからもよろしくお願いします。

◆日東化工株式会社 春山孝造様
この度は常盤ゴムさん、80周年誠におめでとうございます。当社は常盤ゴムさんとは長くお付き合いをさせていただいております。このお祝いの日を共に祝杯を挙げたいと考えておりました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

◆株式会社ナガツカ 長塚宗久様
今日は西田さんに会いたくて来たんです。私も85歳だからね。西田さんの会社がね、昭和ゴムさんのおかげで立派な会社になられて、西田さんもご健在だということで。昭和ゴムさんにもお世話になっております。ありがとうございます。

祝80周年 記念冊子

80th Anniversary Commemorative Booklet

常盤ゴムの兄弟会社である樹想社、ユニバーサル・パブリシングにより作成

祝80周年 記念マンガ

80th Anniversary Manga Booklet

常盤ゴムの兄弟会社である樹想社、ユニバーサル・パブリシングにより作成